「主よダビデのために彼のすべての苦しみを思い出してください。」 詩篇 132篇1節
苦しめられている中で、主に助けを求める祈りの声です。
「苦しみを思い出してください」という祈りは、特別な声です。
彼が、どのような苦しみにあってきたのかを、思い出してくださいと、声を上げています。
確かに、その通りの祈りです。
しかし、この祈りの声を上げるには、強い、確かな信仰があることが分かります。
ただ単に、苦しみにあっていることを思い出してくださいと願っているのではありません。
主は、忘れていないことなど、詩人は知っています。
詩人が声を上げるのは、主が、詩人が苦しめられている時に、主ご自身も、詩人に寄り添い、ともにいてくださって、苦しみを経験してくださる方なのだと、信じてきたのです。
詩人の苦しみを、主は、ご自分の苦しみとして受け取ってくださり、同じ痛みを知ってくださる方なのです。
主は、遠くから、詩人の痛み、苦しみを眺めて、助けを送る方ではないのです。
信仰者が経験する痛み、苦しみを、主ご自身がご自分のこととして受け取り、味わってくださった上で、助けと慰めを送ってくださるのです。
それは主からくる助けと慰めが確かなものだということです。
シャローム
