「見なさい。これらのことが起こる日まで、あなたは口がきけなくなり、話せなくなります。その時が来れば実現する私のことばを、あなたが信じなかったからです。」 ルカの福音書 1章20節

今日からルカの福音書に入ります。
1章は80節あり長い章です。後半にはマリアの賛歌、ザカリヤの預言のことばもあって盛りたくさんですが、今朝は、20節の一言が心に留まりました。
「その時が来れば実現する私のことば」です。

著者のルカは、最初に「成し遂げられたこと」と、真実をローマにいるテオフィロに伝えると記して、書き始めています。
ここに記されていることは、歴史の上でも真実であり、大切なことが伝えられているのです。

神の前に正しい人で、主のすべての命令と掟を落度なく行っていたと記されている祭司のザカリヤです。
そのザカリヤが、祭司の奉仕の中でも最重要な神殿で香をたく時に、彼の前に現われた主の使いに、ザカリヤ夫婦に子どもが産まれると告げられるのです。
しかし、主を信じているはずの、いや、信じているザカリヤでもそのことが直ぐには信じてて、感謝し喜ぶことができなかったのです。

私たちは弱く小さな信仰の者です。
それを知った上で、主に委ねて信頼しなければいけないのです。
「その時が来れば実現する」のです。
主が、私与えてくださる恵みは、様々なかたちで私に届きます。
しかし、それは主が定めた時に実現します。
それをわきまえ、それを信じて待ち、喜べる信仰を自分のものとしたい。
そして日々をそのような思いで過ごしたい。

今日は、礼拝の日です。主のみことばを聞きたい。

シャローム