「こうして、彼らがなお進みながら話していると、なんと、火の戦車と火の馬が現れ、この二人の間を分け隔て、エリヤは竜巻に乗って天へ上って行った。」 列王記 第二 2章11節
預言者エリヤが主のよって取られ、天に上って行く場面です。
アハズ王をはじめとして、イスアエルの人々が主に背き、主のことばに従わず、好き勝手に生きた時代に、預言者として活動したエリヤの最後の働きは、主によって、人々から分けられて主の元へ召されることでした。
エリヤの行動、生き方はそのまま預言者としての使命を明かすものです。
火の戦車と火の馬は、主の使いであり、火は汚れ、罪をきよめることを象徴しているでしょう。
きよめられ、使命を果たしたエリヤは主によって取られるのです。
その時は、エリヤにも決められません。
弟子、後継者となるエリシャにも決めることはできません。
この時までと、望むこともできません。
今を生きる主イエスを信じる私たちも、地上でのそれぞれの使命を果たして召されるときは、主によって取られるのです。
そして地上の人々、生活とは、分け隔てられるのです。
私と隣人たちの交流、地上での働きは、主が定められた時までです。その先、その次はありません。
火の洗車と火の馬は登場しなくても、その時は私たちの特別な日となります。
それなので後悔のないように、その日まで主を信じる者として、主がくださった使命を果たしたい。
分け隔てられるその時まで。
シャローム