「そして、賛美の歌を歌ってから、皆でオリーブ山へ出かけた。」 マルコの福音書 14章26節

十字架の直前であり、ゲッセマネの園で違法に捕縛される直前の出来事をマルコは丁寧に教えてくれます。
イエス様を殺してしまおうと企む者たちがいます。
イエス様を裏切って、お金で売り渡そうとするイスカリオテのユダが隠れて動き始めます。
そのような緊迫した状況でも、イエス様は、律法に従って過ぎ越しの食事を大切にされました。
ユダの裏切りを示し、ペテロが3度もイエス様を否定することも示されます。

弟子たちには、何が起こっているのか、これから何が起きるのかが分かっていません。
イエス様だけが、すべてをご存じであり、父なる神様のご計画に従おうとされています。
まさに、緊迫の時です。

そんな大切で、緊迫している時に、イエス様は大切なことをされました。
賛美です。
父なる神様をほめたたえて、賛美の歌を歌い、弟子たちと一緒に賛美します。
そして、園での祈りへと、十字架を目前にした最後の祈りへと向かわれます。

時間もなく、忙しく、やらなければならないことが山積みになって、私に迫ってくる時があります。
そのような時こそ、私たちは、この夜のイエス様に倣って、賛美して神様に向かって声を上げて歌うことを大切にしたい。
必ず、賛美していきたい。
神様への賛美を忘れてしまった生活に平安も喜びもありません。
何かを受け取ったから、良いことがあったからではなく、先に、先に賛美して歌いたい。
そして続けて祈りたい。

賛美を知らない人にはなりたくないのです。

シャローム