「なぜあなたがたは、わたしを「主よ、主よ」と呼びながら、わたしの言うことを行わないのですか。」 ルカの福音書 6章46節
私たちは、願いがあると主を呼び求めます。
ここでは「主よ、主よ」と2度繰り返して呼んでいますから、必死の強い願いの声だと分かります。
しかし、願いがある時には、このように必死に祈るのに、主の呼びかけ、ことばを聞こうとしないのです。
主の言うことを行わないとは、主に信頼して従おうとしない態度です。
自分には、聞く姿勢がないのに、主には自分の願いを聞いて欲しい。
なんと勝手なことでしょう。
主のことばは真実で、主のことばには力があると揺るがない確信があってこそ、主に向かって私の大切な願いを叫ぶことができるはずです。
私の願い祈りに、主が答えてくださる。主には叶えることができる力があると信じていてこそ「主よ、主よ」と呼び求めることができるはずです。
そして呼び求める祈りは、一方通行ではなく、会話のように相互の応答が必要です。
主の言われることに、私は従いますという態度で聞かなければならない。
そして、積極的に行動していく時、主の答えが見えてくるのです。
もし、なかなか答えが無いと感じたとしても、揺るがない心で待てます。
そして、主の答えがあると確信しているので、不安ではなく、期待で待てるのです。
主の声をしっかりと聞きたい。
聞いて、聞き漏らさないで行動したい。
シャローム