「だが、イエスご自身は寂しいところに退いて祈っておられた。」 ルカの福音書 5章16節
イエス様のうわさは広がり、人々はイエス様の話しを聞きたいと集まり、また、病気を癒やしてもらうために集まります。
15節は「ますます」と、そのうわさ、評判が非常に強く広くに広まったことを教えます。
そんな状況の時に、イエス様が行われたのは、祈ることです。
それも一人で、静かに祈ることです。
イエス様に癒やしていただこうと集まる人たちから離れ、退いて、父なる神様との大切な祈りの時間をもたれたのです。
イエス様は、ご自分の評判が高くなること、広がることを望まれません。
イエス様が、望まれるのは、一人でも真摯に心から神、主を求めて、主のことばに従う人が生まれることです。
そのためには、大勢の人の前で話したり、癒しを行うことを止めてでも、静かに祈ることを優先させるのです。
ここにある「退いて」ということは大切な行動です。
私たちは、つい調子が良いと、そのことばかりに目を奪われてしまって、前へ前へと動くことばかりをしてしまいがちです。
しかし、本当に大切な働きを続けるためには、一人で静かに神様と過ごす祈りの時間を確保することが大切です。
そのためには、一度、退くことも必要なのです。
退いたほうが、その後の業がもっとよく進むのです。
御子であるイエス様も退かれて祈られるのです。それは私の手本であり真似るべきものです。
時に退き祈ることを大切にしていく者となっていこう。
シャローム