「それゆえ、このあなたがたの不義は、 そそり立つ城壁に広がって 今にもそれを倒す裂け目のようになる。 その倒壊は瞬く間に来る。」イザヤ書 30章13節

主はイスラエルの人々に向って、主に立ち返るように語ります。
諸外国と同盟を結ぶことで国を守ろうとすることを止めるように命じます。
様々なことを画策して国を守ろうとするのではなく、静まって主に立ち返ることで平和を求めるように語るのです。
しかし、この頃のイスラエルは、罪に罪を重ねるばかりで、主のことばに聞くことがありません。

このような罪の中にいるイスラエルの状況を主は城壁にできた裂け目だと示すのです。
城壁な、主への信仰の心、信仰に立った生活を現します。
城壁にできたわずかな裂け目は、あっと間に城壁の全体に広がっていくのです。
そして瞬く間に城壁全体を倒壊させてしまうのです。

罪は、小さなことだとそのままにすると、たちまち大きく広がっていくのです。
主への不義と言う罪の恐ろしさを示すのです。
その小さな罪と自分だけが思い込んでいる罪は、その人の全体に広がるのです。
そして私を苦しめて滅ぼす恐ろしい裂け目、一つの罪なのです。
恐ろしい罪なのです。

平和で喜びのある生き方を望むのであれば、小さな罪を放置しないこと。
静まって、主の声を聞き、主に立ち返ることが大切です。
今朝、主の声を静かに聞き、一日を始めましょう。
何を準備したり、次々と画策する前に、主の前に進み出て、静かに聞くのです。
シャローム