「信仰の弱い人を受け入れなさい。その意見をさばいてはいけません。」 ローマ人への手紙 14章1節
信仰の弱い人への配慮、その人の信仰に対して敬意を払って接することを教える14勝です。
この教えの背後には、当時の教会の事情があります。
教会の内外で、信仰者が一緒に食事をする機会が多くありました。
そのような時に、町で、偶像の神々の像に供えられた肉が給仕されることがあったのです。
信仰の弱い人、信仰を持って間もない人は、その肉は既に偶像によって汚れてしまったので、イエス様を信じる者は、口にすべきではないと考えます。
その肉を食べることで、自分の身体と信仰が汚されてしまうのではないかと、恐れたのです。
ところが、信仰の強い人、そのようなことでは決して動じない心を持った人が、信仰の弱い人を責めるようなことがあったのです。
ですから、パウロを中心としてエルサレム教会の指導者たちは、その肉を食べることで汚されることはないと宣言し、教えたのです。
それでも、そのことや他の様々なことで心を痛める人がいたのは事実です。
その人をここでは「信仰の弱い人」と表現します。
その人を受け入れなさいとは、その意見、心をさばくのではなく、受け入れて寄り添うことを命じているのです。
自分の信仰が強いと思うならば、なおのこと、弱い人を受け入れて寄り添い、励ますのが、キリストの愛に根差した信仰者の姿です。
そして忘れてはいけないのは、私がイエス様に受け入れていただけているのは、私の信仰が強いからではありません。
むしろ「弱い」のです。弱も弱です。
そんな私がイエス様に受け入れられていることを忘れないようにするのです。
そして、信仰が弱いとか強いとか、立派だとか足りないとかではなく。
ありのままその人を受け入れて、ともに主の前に立ちましょう。
それが喜びです。
シャローム
