「ダビデは、そこに主のために祭壇を築き、全焼のささげ物と交わりのいけにえを献げた。主が、この国のための祈りに心を動かされたので、イスラエルへの主の罰は終わった。」 サムエル記 第二 24章25節
ダビデの治世が安定して、周辺の国との争いも落ち着いた頃、ダビデの心の慢心から出たのでしょうか、ダビデは民の数を数えるように命じます。
ダビデに仕えるヨアブは、それを止めるように進言をしましたが、ダビデは聞き入れませんでした。
人口調査は、ダビデが自分の力を誇り、主に信頼することを忘れてしまった結果でした。
主は、ダビデにさばきをくださいます。その時でさえ、ダビデに3つの罰の中から自分で選ばせるというあわれみを与えてくれます。
そして主のさばきの御手がくだりますが、主は、あわれみを掛けて思い直してくださります。
そしてここでは「心を動かされた」と、あります。
どこまでも主はあわれみ深いのです。
主は、罪を犯した者にさえも、さばきよりも恵とあわれみを先行させてくださる。
私たちが心から悔い改めて、主のあわれみ助けを求めるならば、主は心を動かしてくださる。
主の、深い深いところから、赦しとあわれみを引き上げてくださって、さばきを止めてくださるのです。
そして、悔い改めた者には、罪を犯す前よりも、もっと大きな祝福を注いでくださり、主と私との関係を強くしてくださるのです。
どんな時でも、主のあわれみを求めて、祈り求め続ける人になりたい。
シャローム