「こうしてソロモンは、主の目に悪であることを行い、父ダビデのようには主に従い通さなかった。」 列王記 第一 11章6節

ソロモンの治世が落ち着き、豊かになった時、彼は多くの、それも時非常に多くの妻と側女がいました。
そして彼女たちが故郷で信じていた偶像の神々をそのままソロモンの宮殿の生活へと持ち込みました。
その上、ソロモンは彼女たちを愛して、その偶像の神々に心を惹かれてしまったのです。
そして、主の命令に背いたのです。

ここに厳しくも大切なことばが、2つあります。
「主の目に悪であることを行い」と「主に従い通さなかった」です。

人の善悪、人の目に義であるかどうかではありません。
主の目の前に正しくあるかどうかが問われます。
それは主のことばを守るかどうかです。
アダム以降、私たちはそれができない者です。

そして、従い通すことの難しさを覚えます。
主を信じますと、告白できても、それを従い通すことの難しさを、知らなければならないのです。
一時的な信仰心ではなく、弱く小さな信仰でも、主に頼り、主に委ねて、従い通し続けることが大切であり、守るべき心です。

私たちは弱いのです。
主の目に叶うことを行い、従い通すことができるように、聖霊様に助けられて歩みたいと、切に祈ります。

シャローム