「もしだれかが、『なぜそんなことをするのか』と言ったら、『主がお入り用なのです。すぐに、またここにお返しします』と言いなさい。」　マルコの福音書　１１章３節

いよいよイエス様が十字架の死に向かって行くためにエルサレムに入られます。
これまでも何度も別の町や村を巡っては、エルサレムへと訪れてきました。
しかし、今回は特別です。
イエス様は、これからご自身が私たちの罪を贖うために、十字架につけられて死ぬことを知っておられます。そこに向かっていくのです。
そして、今回は言うならば、正式なエルサレムの町と主の宮への正式な入城です。
王の中の王である方が正式に王の町、王の宮へ入るのです。

そのためにイエス様は、力強く足の速い軍馬ではなく、まだ、誰の役にも立っていない「子ろば」を用いられます。
戦いと勝利を象徴する軍馬ではなく、平和で柔和な子ども、ろばを選ばれたのです。

今日、心の留まったのは「主がお入り用なのです」ということばです。
誰かの役に立つ前に、何をおいても主のご用に立つことが大切です。
主は、前もって子ろばの私や貴方を見つけておられ、召し出してくださるのです。
「あなたを、主がお入り用なのです」と声を掛けてくださる。

貴方は、私も、主のお役に立てるのです。
主が召し、主が用い、主が成就させてくださる。
心配はいらない。すべきことがあります。
主の声に答えていきましょう。

シャローム