「もしあなたが、あなたの父ダビデが歩んだように、全き心と正直さをもってわたしの前に歩み、わたしがあなたに命じたことすべてをそのまま実行し、わたしの掟と定めを守るなら、」 列王記 第一 9章4節

主はソロモンに語りかけます。いいえ、命じます。
全き心と正直さをもってわたしの前に歩むなら、永久にソロモンの王国を祝福し、主がともにいてくださると、約束してくださった。
それは完全な人となれということではありませんでした。
主だけを信頼し、信仰をもって日々を歩めという命令です。
失敗をしてはいけないというのではありません。
偶像の他の神々を拝んだり、いけにえを捧げたりしないで、主だけを信じて従うことを、全き心と正直さをもって歩むということです。
失敗しないのではなく、いつも主の前を主だけを愛する一つの心で歩むのです。

掟を守ること、定めを守ることは、そのような主だけを愛し、従う心から出てこなければ意味はありません。
掟を守ることは大切ですが、それが目的ではなく、主を愛して従うことです。

しかし、ソロモンはエジプトの王ファラオと関係を結ぶなど、主だけに信頼し、委ねて、主のことばに従い通すことに、既に不安が見えます。
私たちは、全き心と正直さをもって、主イエスのことばに従い通したい。

シャローム