「わたしはイスラエルの子らのただ中に住み、わたしの民イスラエルを捨てることはしない。」 列王記 第一 6章13節

いよいよソロモンが実際に神殿の建設を始めます。
38節を読むと、完成までに7年を要したことが記されるほどの大事業だと分かります。
木材には、当時最高のレバノンの杉の木がふんだんに使われ、あらゆる場所が金で覆われています。
目を見張る素晴らしい神殿なのです。

しかし、この神殿の建設の一番大切なことは、この12節、13節の内容です。
ソロモンとその民が、主の掟に歩み、主の定めを行い、主のすべての命令を守って歩むなら、主は祝福し、ダビデの王国を永久に繁栄させると、約束を確認されます。
そして、その時、主はイスラエルの子らのただ中に住んでくださるというのです。
それは神殿も立派な建物、素晴らしい器というだけではなく、そこに主が臨在してくださるという約束です。

神殿の建設は、信仰の基盤を固め、信仰を守り抜き、主に従って歩むことを表す工事であり、それを表す神殿なのです。

私たちは立派な建物に目を奪われるのではなく、主の約束を守ることを示すしるしとして、神殿を見続けることが大事です。
主への信仰の内実が大切なのです。

それは今、私たちが教会に集い、毎週の礼拝を主を見上げ続けて、主に信頼して、主のことばを守って、礼拝をささげることにつながっています。

シャローム