「ですから、食事をするよう勧めます。これで、あなたがたは助かります。頭から髪の毛一本失われることはありません。」使徒の働き 27章34節
囚人となったパウロを護送するために乗船した船が、暴風に巻き込まれて、今や難破の寸前で皆の命の危険が迫っていました。
水夫たちも逃げ出そうとするほどです。しかし、パウロは主がローマに行って、語ることになると告げたことを話します。
主のことばを信じていますから、皆に明確に話すのです。
主を信じるとは、それは完全に信じることです。
髪の毛一本も失われないとの信仰です。
私は主のものとなっているのです。私の命は主によって守られています。
主は、私たちの造り主であり、私に命を与え、主が定められた時に私は地上での生涯を終えます。
この時は、そうではないとパウロは信じています。
こう語った後で、パウロは主に感謝の祈りを献げてから、皆とパンを食べます。
助かるとの信仰は、疲れた身体を強めるために食事をする行動にまで及ぶのです。
信じきっているのです。それは言葉と行動に現われます。
困難の中で、感謝の祈りを献げることができます。
主は私をいつも見守り、主の恵みと守りは私を取り囲んでいます。
それは暴風の中、激しい困難の中でも変わることがありません。
主に信頼する者は恥を見ることなく、恵みを受け取るのです。
シャローム