「新しい人を着たのです。新しい人は、それを造られた方のかたちに従って新しくされ続け、真の知識に至ります。」コロサイ人への手紙 3章6節
   
 キリストを信じるとは、それまでの生き方や考え方、自分の思いといった一切のものを捨てて、新しい生き方に入ることです。
 それはちょうど古い上着を脱ぎ捨てて、新しい上着を羽織ると同時に、その人もふさわしい人へと変わっていくことです。
 8節、9節で捨て、脱ぎ捨てと繰り返されて、完全に以前の生き方と自分と決別することが命じられます。

 そして新しい人を着ることによって、その見本であるキリストに倣って変えられていくのです。
 私の身体に合せて上着を新調するのではなく、キリストが用意してくださった新しい上着に私の身体を合せていくのです。
 それは最初に古いひとを脱ぎ捨てて、新しい人へと変わり、その後もキリストの愛によって変えられ続けるのです。

 信じた時に即座に変えられて、そこから日々新しく変えられ続けていくのです。
 着るということは、自分の内側から出るものではなく、外から与えられて、その新しい形に合わせていくということです。
 雲を掴むようなという表現がありますが、分かりにくい、とらえどころがないものではなく、新しく着たキリストという手本に合せていくのです。
 その生き方は具体的なものです。
 上着に袖を通し、襟を整え、ボタンを留めるように一つひとつしていきましょう。
 
 シャローム