「あなたは彼を聖別しなければならない。彼はあなたの神のパンを献げるからである。彼はあなたにとって聖でなければならない。あなたがたを聖別する主であるわたしが聖だからである。」 レビ記 21章8節

祭司に求められる「聖さ」について命じられます。10節からは結婚に関して求められる聖さも命じられます。
主が聖であるので、祭司は聖である方に近づくために、徹底的に聖さが求められるのです。

ここ8節に1つの特徴が見られます。
それは祭司が聖であること、聖であることを追求していくことに関してです。
祭司本人が聖さを求めるのは当然の上にも当然です。
しかし、ここでは民が、祭司が聖であるために仕えなければならないと命じるのです。
祭司を育て、聖である祭司となっていくために、民もまた責任を負うのです。

祭司が、もしも身を汚すようなことがあれば、その責めは民も同じように負うのです。

祭司が聖であること、聖さを徹底的に追い求めることを通して、民も聖であることに敏感でいなければならないのです。
そうしていつも、主が聖であること、聖なる主に献げものをすることが許されている恵みを忘れないようにするのです。
その時、主が民を、私を聖としてくださるのです。

聖さを求めることは、主に与えられた恵みなのです。

シャローム