「兄弟たち、私たちのためにも祈ってください。」テサロニケ人への手紙 第一 5章25節

手紙の後半で、再臨の日まで、主イエスを信じている者らしくふさわしく過ごすことを命じます。
あらゆる悪から離れて、いつも祈る生活、喜んでいることを教えます。
そして互いに励まし合い、高め合うようにも命じるのです。
そうして、そのような生活をしっかりと保つように命じます。

手紙の後半で、とても厳しいことを命じているように思います。
しかし、その最後に自分のためにも祈って欲しいと願うのです。

祈ること、祈り合うことを命じた著者パウロは、自分もまた祈られて支えられる必要があることを知っているのです。
自分一人の祈りで十分だなどと考えてはいないのです。
祈られて、祈る者になれるし、祈り合えるのです。
信仰の先輩として、聖書を教える教師としてのパウロですが、後輩に祈ってもらう必要があることを知っているのです。

祈りを依頼できる、信仰の友人、教会の家族がいてくれることは幸いです。
祈ってもらう必要があることを認められることは幸いです。
祈りを依頼できる人はまた、祈り支える人にもなれるから幸いです。
その人には、手紙の最後にある通り、キリストの恵みがともにあります。

シャローム