「彼の力は強くなるが、 自分の力によるのではない。 彼は、驚くべき破壊を行って成功し、 有力者たちと聖なる民を滅ぼす。」ダニエル書 8章24節

ベルシャツァル王の治世の後、2本の角で示されるメディアとペルシアの王が登場し、更にはギリシアが力を振るい、アレクサンドロス王が登場することまでもが示されます。
それは力のあった国もやがて滅び、次に現れた国もまた、やがて滅びて行きます。

23節で一人の王が立つことが示されて、彼の力が強くなることが示されます。
終末の日に向かって驚くべきことが次々と起きるのです。

しかし、その時忘れてはならないことがあります。
ここには「自分の力によるのではない」と、はっきりと語られています。
それは背後に神のご計画があるということです。

神は、神を信じていない王たちの背後にも働き、人々を導くのです。

破壊があり、新しい力ある者が現れてはまた、破壊や侵略をおこなうでしょう。
次々と、私たちを苦しめ、惑わすことが起きるのです。
しかし、私たちはみことばを聞いて従う生き方に堅く立つのです。立ち続けるのです。
背後にはいつも神、主のご計画があり、神が最善を導かれる。
信仰者は最善へと導かれるのです。
この世の力に惑わされたり恐れるのではなく、主のご計画に委ねて、みことばに従うのです。

終末には私たちの想像を超えることが次々と起きることでしょう。
しかし、すべては主の御手の中にあります。
私たちは、この世の強い力に惑わされることがないように、常に見張っていたい。

シャローム