「強くあれ。われわれの民のため、われわれの神の町々のために、奮い立とう。主が、御目にかなうことをされるのだ。」」 サムエル記 第二 10章12節
ダビデとアンモン人との間に起きた出来事を記す10章です。
ダビデはアンモン人の王に「真実を尽くそう」と言って使者を送りますが、アンモン人の首長たちはダビデを疑い、王にダビデを信用しないように進言した上で、使者を辱めて送り返します。
使者のひげを切り落とし、裾を切るのは、相手を侮辱して辱める最低の行為でした。
ダビデは、使者たちを気遣います。同時に真実を尽くそうとしたことに対して、最低の応答をしたアンモン人を打つことを決めるのです。
ダビデに送り出された将軍ヨアブは、この戦いを復讐とは捉えずに、主に背いたアンモン人を打つことを主がお許しになるならば、勝利できると確信しています。
強くあれとは、主を信じて敵を恐れないで、奮い立てということです。
自分の力にだけ頼るのではなく、主に頼るのです。
そして、勝利もすべて主がよしとされることが実現するのだと信じています。
御目にかなうとは、自分の願う通りではなく、主の御心が実現することを言うのです。
ダビデが真実を尽くして礼を尽くそうとしたことも、戦いに勝利することも、すべて主の前に正しいことをするという信仰の姿勢です。
私たちは、いつも主の前に真実を尽くし、主に信頼して行動したい、行動し続けたい。
主は見ておられる、そして主は守ってくださる。
シャローム