「主が聖所からあなたに助けを送りシオンからあなたを支えられますように。」 詩篇20篇2節
苦難の日に」、主が答えてくださるようにと、詩人は最初に声を上げます。
しかし、それは苦しい中から、主が答えてくださることを確信をして祈る声です。
続けて、主こそが神様の名前がほめたたえられていくことを歌っています。
そして2節です。
主の聖所から、そしてシオンからと、声を上げています。
これは、実際のエルサレムの聖所のことではないのです。
シオンも、山の名前としてのシオンではないのです。
主への信仰の中心地としてのシオンです。
聖所は、主が住まいとされている天の都にある聖所のことです。
私たちが行くこともできず、見ることさえも叶わない真の聖所です。
それは私たちから遠い、遠い聖所です。
しかし、そこから主は私を助けてくださり、私を支えてくださるのだと、確信して祈るのです。
一番遠い所におられるはずの主が、私の一番近くに来て、私を助けてくださると言う信仰です。
確信の祈りです。
遠い所におられる神様ですが、一番近くに寄り添ってくださる、一番近くで愛してくださる神様なのです。
親しく祈り、信頼して祈り、期待して祈っていこう。
主は、必ずあなたを支えてくださるから。
シャローム