「しかし獣に尋ねてみよ。あなたに教えてくれるだろう。空の鳥にも。あなたに告げてくれるだろう。」ヨブ記 12章7節
激しい悲しみと苦しみの中にあるヨブを慰めに来たはずの友人たちに、ヨブが罪ある者とされて責められています。
一人また一人とヨブを責める言葉を投げ掛けるのです。
そこには慰めの言葉もなければ、力づけようとする心もありません。
友人たちへの苛立ちが激しくなり、ヨブは彼らに怒りをぶつけるようになります。
獣に尋ねてみよ、空の鳥も告げてくれるだろうと、いうこのヨブの言葉は友人たちへの怒りです。
自分たちがヨブよりも正しいと信じて、ヨブを責める友人たちに対して、ヨブは彼らの知恵と知識は、獣よりも鳥よりも劣るのだと主張するのです。
それは背後に、ヨブ自身の方が彼らよりも知識があり、神様のことも良く知っていると言う訴えです。
しかし、このヨブと友人たちの対話にはいつの間にか決定的な間違いが入り込んでしまいました。
それは全能の神様、愛の神様を抜きにして対決してしまっていることです。
ヨブも友人たちも、謙遜に神様にお任せをして、神様の答えを待つことを忘れてしまっています。
自分の主張が正しいのだと、互いに訴え、責めているのです。
私たちが信仰者として気をつけたいのは、神様の前に謙遜であることを忘れてしまうこと。
そして、静まって神様からのことばを待つことを忘れてしまうことです。
神様はすべてを知っておられます。
すべてのことを聞いていてくださいます。
そして、神様はどこまでも愛の神様であり、あわれみ深いのです。
私たちには、それをするのは難しいことですが、苦しい時こそ、謙遜に静まって待つことを身につけたい。
シャローム
