「「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。私たちはその方の星が昇るのを見たので、礼拝するために来ました。」」 マタイの福音書 2章2節

救い主イエスが誕生した時に起きた出来事を記す2章です。
預言によって救い主を現われることを知らされていたユダヤ人ではなく、そのことを伝え聞いていた東方の博士たちが、イエス様に会うためにやって来ます。
王の王、真の王にして救い主である方が登場したとき、私たちはどのように応答するのでしょう。

東方の博士たちは、故郷の国では王、領主のような立場であったとも言われます。地位のある人たちです。
東方の博士たちは、ユダヤ人の王として生まれた方に、自分たちに何かをしてもらいたい、何かを授けて欲しい等と考えてやって来たのではないのです。
東方の博士たちの望みは、直接に会って、礼拝をすることです。
王である救い主を礼拝することこそが喜びであると信じたので、会いに来たのです。
礼拝をするために来たのです。

私たちも、日曜日ごとにイエス・キリストを礼拝するために集まって来ます。
何かを与えてもらいたくて、礼拝するのではなく、礼拝できることが喜びであり、受け取っているものそのものだからです。
明確にその方を知り、その方を礼拝する喜びを味わえることを、今一度確認しておきたいと思う朝です。
気が遠くなるほどの距離と時間を掛けて礼拝するためにだけ東方の博士たちは行動しました。
そして「この上もなく喜んだ」のです。
私たちも喜び合おう。

シャローム