「エッサイを祝宴に招け。わたしが、あなたのなすべきことを教えよう。あなたはわたしのために、わたしが言う人に油を注げ。」 サムエル記 第一 16章3節

サウル王が罪を重ねてしまい、悔い改めることがなかったので、主はサウル王を退けられます。
サウル王は、主によって退けられますが、主は次の王を選び出しており、その人を祭司のサムエルの手を通して任命します。
主は、見捨てず、恵みを与えてくださるのです。

ここで主は、大切なことを教えてくれます。
民を導き、時には侵略してくる敵国から民を守り、戦いの先頭に立ってくれるのが王です。
しかし、王は、民のために立ち、民と国のために仕えて行動する前に、主のために仕え、主に従う人であるのです。
民の代表として、民の見本、手本となって主に仕え、主を愛して従う人なのです。
それができなければ、人々の前に、どんなに素晴らしい功績を残し、活躍をしたとしても、それは空しいものとなってしまうのです。

むしろ、人に知られず、記録されなかったとしても、主のために仕えて主を愛した人は、真に価値のある人生を歩んだ人なのです。
主のために生きる人。
その人こそ喜びのある人です。
主のために生きるから、人にも仕え、人の幸いのためにも生きることができます。

シャローム