「自分自身を推選する人ではなく、主に推選される人こそ本物です。」コリント人への手紙 第2 10章18節
コリントの教会に起きていた問題は長期間にわたっていたようです。
パウロが以前訪問した時と前の手紙でその問題を解決しようとしましたが、一部の人はパウロに対して批判的であり、解決ができなかったようです。
そしてその人たちは、パウロの働きやパウロ自身について批判していたのです。
パウロはその批判の内容を知っており、ここ10章では最初からそのことに対して反論します。
それも皮肉たっぷりです。
パウロは以前から、パウロ自身の見栄えや語り方が悪い、弱々しいと攻撃されていました。
それを逆手にとって語ります。
パウロは言います。おとなしいのではなく謙遜なのです。
彼らがキリスト者であることを誇りに思うならば、パウロたちもまたキリスト者であることについて敬意を払うべきです。
何故ならキリスト者は、自分の力で生きる人ではなくキリスト・イエスにあって生きる人へと生まれ変わっているからです。
キリスト者の力は聖霊によって導かれて働く力です。イエス様によって与えられているのです。
自分を誇る必要がありません。聖霊が推選してくださるのです。
他の人からの推選ではなく聖霊が推選してくれるのです。
でも一番大切なことは、主に推選されている私とは、主イエスに愛されている人であるということです。
そしてそのことを良く知っており、心から感謝して喜んでいる人です。
その人は本物、本当に主に愛されているキリスト者です。
私たちも主にあってパウロと同じ主に推選されている人です。
これを喜びたい。
シャローム