「イエスは彼らに答えられた。「この神殿を壊してみなさい。わたしは、三日でそれをよみがえらせる。」ヨハネの福音書 2章19節

三日でよみがえらせるとは、この後、イエス様が十字架で死んで、その三日目に死人の中からよみがえることを示しているのは明らかです。
でも、今朝は「この神殿を壊して」というイエス様のことばが心に響きます。

当時のユダヤ人がそうであったように、私たち人は、いつの間にか神を礼拝しているつもりで、神を礼拝するということばかりを大切にしてしまうことがあるようです。
建てるのに46年もかかった神殿を守り、そこで礼拝することが信仰だと思ってしまうのです。
神様に近づきたいと求めながら、神様の方から近づいていてくださることを見失ってしまうのです。
立派な神殿が私の目を曇らせ、耳をふさぐことがあるようです。

神殿に居ることが大切なのではなく、イエス様の前に進み出て主を仰ぎ見ることが大切なのです。
どんなに立派でも神殿が大切なのではなく、主イエスを愛することが大切です。

私たちがより頼むものを壊して、十字架の死からよみがえられた主イエスだけを信じていくのです。
神殿は、人が作ったもの以上にはなりません。
それを壊すこと、手放していくことが大切なのだと、今朝、思うのです。
その時、イエス様は時にかなって私に語りかけてくださり、導きを与えてくださることを知ることができます。

シャローム