「アロンはその上で香りの高い香をたく。朝ごとにともしびを整え、煙を立ち上らせる。」 出エジプト記 30章7節

香をたくことはイスラエルの民が主を礼拝をし、祈りの生活をする中でとても大切なものです。
香をたくための祭壇に関して細かな指示が主によって命じられ、そこには大切な金が用いられます。
新約聖書、ルカの福音書の1章9節からの箇所を読むと、祭司のザカリヤが特別な奉仕として香をたいているときに、御使いガブリエルが登場しています。
香をたくのが、主との交わりにおいて特別であることが、そこからも分かります。

ここでは香をたき、煙を立ち上らせることが明確に命じられています。
煙が天に上っていくのは、祭司の祈りが天の神様に届くことを示します。
朝ごとに香をたくのは、朝ごとに祈れと、主が語りかけているようです。

香りの高い香とは、上質な香であると同時に、練られた祈りを心から祈ることを象徴的に示していると思います。
いい加減な香りは主に受け入れられません。いい加減な祈りをしていてはいけないのです。

今、朝ごとに私たちは自分自身を整えて主に祈るのです。
香の代わりに祈りと賛美を上らせるのです。
主は私が祈るのを待っていてくださる。

シャローム