「しかし、律法の一画が落ちるよりも、天地が滅びるほうが易しいのです。」ルカの福音書 16章17節

このことばは、自分たちが正しい人であると考えていたパリサイ人に向けて語られました。
彼らは口では正しいことを行い、神を信じていると言いながら、その実、神のことばを軽く扱っているのです。
そのように考えて日々を生きている彼らは、この地上が永遠に続くと思っています。
即ち、自分たちの富や名声はずっと続くよ思っています。

けれどもイエス様は言われます。
天と地はやがて滅びます。
しかし、一方で律法の一画といえども崩れ落ちることはありません。
この「一画」とは、ヘブル語のアルファベットの一番小さな文字の中に在る角が崩れることは無いと表現しています。
その意味は、律法とは、神のことばそのものを指します。
神のことばは、ほんのわずかでも、一点一画でも変わることは無いと言う意味です。

神様のことばは、それが発せられた時から、実現することは確かであり、変質したり失われることがありません。

しかし、地上の豊かな生活が永遠に続くと思い、神のことばを軽々しく聞いて、従おうとしないパリサイ人は、自分たちの語る罪のことばと行動でさばかれる日を待つことになります。
律法を丁寧に聞く、神のことばに忠実に従う。それが今を生きる私に大切なことで、価値のある宝です。

シャローム