「敬虔には兄弟愛を、兄弟愛には愛を加えなさい。 ペテロの手紙 第二 1章7節

信仰には徳を加えてと、始まった教えは、知識、自制、忍耐、敬虔、兄弟愛を加えるように教えて、最後に愛を加えるようにと、結びます。
信仰に始まり愛で結ばれていくのです。
愛のない信仰、兄弟への愛もない信仰は価値がないことをペテロは知っています。
いえ、今、実践しているのがペテロです。
もうすぐにでもペテロは自分が殉教することが分かっています。
そのときに思うのは、自分のことではなく教会の兄弟姉妹のことです。

迫害があり困難を経験している教会の神の家族が、困難の中にあってなお、信仰の実を結び、御国への希望を持って生きるように励ますのです。
兄弟姉妹を励ますことを優先するのです。
それができるのがペテロの信仰の果実です。

ペテロの教えを実践する人も結実して、御国へと喜び凱旋するのです。
でもそのためには、信仰に愛が結びついていなければいけないのです。
いいえ、主イエスから信仰を与えられた私たちは、信仰とともに愛を受け取っているはずです。
ですから、できないことではないのです。
ペテロのように逆さ十字架で処刑されるような殉教をすることはなくても、地上の生涯の
最後まで、純粋に主イエスを慕い、信じて歩み通せるのです。
その歩みは信仰の果実として、周りの人、続く人々への証しとなります。
愛のある信仰生活を今週も送っていきましょう。

シャローム