「定められた時に行う薪のささげ物と、初物についても規定を定めた。 私の神よ、どうか私を覚えて、いつくしんでください。」ネヘミヤ記 13章31節 (2017新改訳)
13章は、徹底して神の前に聖くあろうとするネヘミヤが進める行動が記されます。
それは現代に生き、そして外国人である私たちには驚くような内容もあります。
安息日に商売をすることを律法が禁止しているので、それを守らせるために町の門を閉めて、商人を町の中に入れないようにするほどです。
外国人の女性を妻にすることは許されず、そのようにしていた大祭司の息子は、ネヘミヤの前から追い出されるほどです。
しかしこれらは、律法を読み聴かされても、いい加減にする人たちがいたので、ネヘミヤは厳しく、更に厳しくしたのです。
これらの厳しく徹底したネヘミヤの行動は、ネヘミヤが神を熱く愛するからです。
黙示録にも、生ぬるい信仰は駄目であり、神から追い出されると記されることもあるほどなのです。
悔い改めて、捕囚から神の恵みによって解放された民は、以前とは違って聖くあるべきだったのです。
そのためネヘミヤは、先頭に立ってそれを実践したのです。
そしていつも切実に取り組んだのです。
ここネヘミヤ記の最後のことばは、ネヘミヤの一番の望みと告白です。
「どうか私を覚えて、いつくしんでください」
ネヘミヤは、神に覚えていただくことを一番に願っているのです。
いつくしみ深い神が、ネヘミヤの存在と彼の信仰の行動を覚えていてくださるようにと、いつも願っています。
神に覚えていただけることは、一番の宝であり平安の源です。
そしてネヘミヤは告白します。
「私の神」
ただお一人の神を、私の神と呼ぶのです。
神と1対1の親しく深い関係を持っていると、告白して本書を閉じるのです。
この信仰告白と望みを、私も同じ同じように自分のものとしたい。
シャローム