「そして、私に恵みを下さった私の神の御手のことと、また王が言ったことばを彼らに告げた。すると彼らは「さあ、再建に取りかかろう」と言って、この良い仕事に着手した。」 ネヘミヤ記 2章18節

ここ18節と、エルサレムへ向けて出発する前の8節にも「神の御手」ということばがあります。
神が導いてくださり、恵みを与えてくださることを表すことばです。
神の御手が伸ばされるので、私たちは守られ、恵みと祝福を受け取ることができます。

ネヘミヤは、よく祈る人です。
そして、ネヘミヤは、神に信頼している人です。
難しい願いを王に願い出る時も、口を開く前に祈っています。
ここでも人々に再建工事について計画を語る前に、祈り、下調べをした後で、口を開いています。
ですから、確信を持って、神の御手が届いていると告白できるのです。
そして、その通りになっていきます。

神、主に信頼して、神様が恵みをくださるのだと、信じ、期待することは大切で良いことです。
しかし、自分で行動を起こす時には、十分に祈ることと、備えをして行動に移すことも、大切です。
主が良くしてくださるからと、無謀な行動を取るのは正しくないのです。
主に期待して、信じるからこそ、慌てずに備えをして、十分に祈っていくことが大切になります。
ネヘミヤの静かに祈る姿、静かに十分に備えをしていく姿に倣いたい。

シャローム