「どうか、あなたの耳を傾け、あなたの目を開いて、このしもべの祈りを聞いてください。私は今、あなたのしもべイスラエルの子らのために、昼も夜も御前に祈り、私たちがあなたに対して犯した、イスラエルの子らの罪を告白しています。まことに、私も私の父の家も罪を犯しました。」 ネヘミヤ記 1章6節
ネヘミヤは、捕囚の地で故郷であり主の宮があったエルサレムが破壊されたままになり、そこに残っていた民が大きな困難と恥辱の中にあることを知らされると、座り込んで泣きました。
悲しみの中から、ネヘミヤは主の宮の再建と助けを、主に祈り求めます。
その祈りは、心からの切実な祈りであり、真実の祈りです。
これまで、先祖たちが主の前に犯してきた罪を、自分もそここに連なるものとして、心からの悔い改めの祈りをします。
他の人が、先祖がおこなった罪出会って、自分には関係ないとは言わないのです。
主の前に必死に祈るときには、罪の悔い改めが必要です。
何故、エルサレムが破壊されたままなのか。それは罪の悔い改めがなされていなかったからです。
それを知ったネヘミヤは、自分のこととして悔い改めて、その上で祈るのです。
しかも「どうか、あなたの耳を傾け、あなたの目を開いて」くださいと、主にどうしても聞いて欲しいと必死に祈るのです。
主は、生きておられる神、全能の神です。
いつでも、どんなかたちでも祈りを聞くことができる方です。
でも、私たちが、祈るときには、どうしても、どうか聞いてくださいと、必死に真実の言葉で祈ることが大切です。
主は、そのような真実で悔い改めた人の祈りを待っていてくださる。
シャローム