「ヨセフはイスラエルの子らに誓わせて、「神は必ずあなたがたを顧みてくださいます。そのとき、あなたがたは私の遺骸をここから携え上ってください」と言った。」 創世記50章25節

自分に悪を謀った兄たちを赦し、ちゃんと言葉でも伝えるヨセフです。
高い地位を得て、エジプトで非常に豊かになったヨセフですが、エジプトを自分の住むべき最良の国にはしませんでした。あくまでも寄留者でした。
自分はカナンの地に上れなくても、子孫が必ず上れると信じて待つヨセフです。

主の約束は必ず成就すると信じきれる人。
自分が神に愛し赦されていると信じているので、隣人のことも愛して赦せる人。
主の約束が自分の生きている間だけでなく、その先に更に実現していくと希望を持っている人。
主の約束を楽しみにしている人。
地上の豊かさではなく、御国の神とともにある豊かさを喜ぶ人。
地上での最後の時も平安で過ごせる人。

子どもたちと最後の時を過ごしたヨセフに現われている信仰者の姿です。
希望と楽しみのある姿です。
見習い、近づきたいと思う朝です。

シャローム