「あなたがたのところに行くときは、キリストの祝福に満ちあふれて行くことになると分かっています。」 ローマ人への手紙 15章29節

パウロは、イスパニア地方の教会を訪問して、そこで宣教の働きをしたいと願っています。
しかし、その願いはこれまでかなっていません。
22節には、何度も妨げられたのだと、記しています。
誰かの悪意によって邪魔をされたとか、サタンが働いているのではないのです。
パウロの思いを超えたところで、主のご計画があるのです。

パウロもそれが分かっているので、エルサレムへ行って、そこで奉仕をします。
主が導かれていると確信をしているのです。
ですから、その働きが終わってから、パウロはイスパニアに行こうと計画をしています。
そしてその時には、パウロは、キリストの祝福に満ちあふれて、イスパニアに行くのだと記します。

自分の思いだけではなく、主のご計画を祈りの中で尋ねて、それに聞き従うのです。
その時、自分の計画が後になったとしても、祝福に満たされて、計画を行うことができます。
パウロは、分かっているのです。
主を一番にする時に、私たちは祝福で満たされ、平安を得て、次の働き、行動へと進むことができるのです。

今、自分が願っていることに、すぐに取り掛かれない、完成しないと思っても、焦る必要はありません。
主の導きを信じて、今、果たすべきことを行うならば、その時、祝福が溢れ、私は喜びながら次の働きに就くことができます。
私の願いばかりではなく、主の御心をいつも知ることができるようになりたい。
そして、従える私でいたい。

シャローム