「私たちが御父の命令に従って歩むこと、それが愛です。あなたがたが初めから聞いているように、愛のうちに歩むこと、それが命令です。」 ヨハネの手紙 第二 6節

新しい年の初めに主の御名をほめたたえます。
昨年、2020年も朝ごとにご一緒にみことばを開き、聞いてくださったことを心から感謝します。
今はまだまだ、コロナ感染の影響下にあって日々の歩みをする私たちですが、主は良いわざを私たちのために備えてくださり、悪しきわざを破ってくださる方です。
主に信頼して新しい年も大切に誠実に歩みましょう。

2021年の最初のみことばは、ヨハネの手紙の第二からです。

章分けがされていない短い手紙です。
御子が人となって地上に来てくださったことを否定する者たちが大勢現れるようになりました。
ヨハネは、この手紙で教会の兄弟姉妹に対して、それらの教えに気をつけること、そのようなことをまるでこれまで知られていなかった新しく素晴らしい教えのように語る者たちと関係を持たないようにとまで、教えて忠告するのです。

そして間違った教えに惑わされたりしないように勧めるヨハネが、この手紙の一番大切なこととして教えるのが、この6節です。

愛とは、あやふやなものではなく、抽象的なものでも、もちろんありません。
愛は、日々の教会生活と日常の生活の中で、具体的で実践的なものです。
愛することは、御父の命令に従うことに尽きます。
その命令は、既に聞いていること、福音に最初に触れたときに聞いたことです。
ヨハネが、ペテロが、パウロが、その弟子たちであるテモテ、アクラとプリスキラたちが実践し、従ってきたことです。
ですから私たちも従います。従えるのです。
この命令は、私にとって良い命令です。恵みを与えてくれる命令です。

御父が与えてくださった愛のうちに歩むと言う、その命令に具体的に誠実に歩む2021年としたいと祈ります。
御父の与えてくださったみことばを聞いて従い、御父と隣人を実践的に愛して行こうと思います。
シャローム