「イスラエル人はこのとき屈服させられ、ユダ人は勝利を得た。彼らがその父祖の神、主に拠り頼んだからである。」 歴代誌 第二 13章18節

北イスラエルのヤロブアム王と南ユダの王に就いたアビヤとの間に戦いがありました。
その戦いの原因は明確には記されていませんが、南のアビヤには、自分こそが正当なダビデ、ソロモンの後継者だという自負があったようです。
そしてヤロブアム王が、レビ人ではない祭司を勝手に任命していることを責めます。
それは主を捨てたことなのだと訴えます。それはアビヤの主張が正しいのは確かです。
戦いは、その戦力と伏兵を隠して戦いに望んだヤロブアム王に有利に見えますが、結果は全く逆でした。
アビヤが勝利します。そして、ヤロブアム王は、この戦い以降は力を持てず、ついには主に討たれて死ぬのです。

アビヤが勝利したのは、この1点に尽きます。
「彼らがその父祖の神、主に拠り頼んだからである。」
主を信じて従い、主により頼む者を、主は見捨てることはなく、どのような苦境の中からでも救い出してくださるのです。
反対に、主を捨てて、他の神々に頼り、自分の力を誇る者には、祝福は与えられません。

勝利したアビヤと敗北したヤロブアムの違いは、主を信じて従ったのかどうかなのです。
私たちは危機の時だけではなく、日々、主に信頼し、期待し、主のことばに聞き従いたいものです。
心から主を愛して、従いたい。

シャローム