「さて、イエスは朝早く、まだ暗いうちに起きて寂しいところに出かけて行き、そこで祈っておられた。」 マルコの福音書 1章35節

引き続き1章からです。
イエス様は、神の御子です。父、子、聖霊の神である方です。
三位一体と、神学的には言うことができます。
そして完全な神であると同時に、完全な人となって地上に生まれてくださいました。
それがイエス様という方です。

唯一の神であるイエス様は全能の方です。
重い病を患っている人をことば一つで、一瞬にして癒すことさえできる方です。
しかし、イエス様は私たちの弱さをも経験してくださっています。
私たちに寄り添うためにそのようにされたのです。

ところが、全能の神である方は、朝まだ暗いうちに起き出して、私たちのために祈ってくださる方です。
暗いうちにとは、その日の最初に行なっていたのが祈ることであり。
もう一つは、弟子よりも早く起きてひとりで祈っていたと言うことです。

人となった御子イエスは、ご自身の全能の力を、ただ振るうのではないのです。
祈りを献げて、父なる神の助けを求めるのです。
祈りから始める、宣教の働きを実践しておられるのです。
それは私たちの信仰生活の手本となる歩みです。

寂しいところで祈るとは、ひとり静かに祈ることであり、父なる神さまと一対一の祈りをすることです。
私たちも祈りから始める一日を、祈りで支えられる信仰生活をしていきましょう。
イエス様が先を歩まれています。
シャローム