「罪から解放されて、義の奴隷となりました。」 ローマ人への手紙 6章18節

あなたは奴隷ですと聞くとびっくりしてしまいますし、拒絶したくなります。
しかし、誰かの奴隷ではありません。他の人の奴隷になった訳ではありません。
「義の奴隷」だと、聖書は宣言します。
しかもその前に、罪から解放されたと、あります。
解放されて、奴隷となるのは、不思議な気持ちです。

私たちは、最初は罪の奴隷でした。
自分で気がつかない前から、いいえ、生まれた時から罪の奴隷だったのです。
自分が望まないのに罪を犯してしまう存在でした。
しかし、イエス様が十字架の上で私たちの罪をすべて贖ってくださったので、イエス様を救い主と信じた時に、罪は赦され、罪から解放されました。
しかしそれだけでは終わりません。
罪を赦された者は、今度は義の奴隷となるのです。
奴隷は、ただ一人の主人のものになります。
義の奴隷ですから、もう罪の支配下にはなりません。
私は切り替わったのです。造り替えられたのです。
そして主が喜ばれるような良い行いをするようになるのです。

義の奴隷ですから、義のために動きます。
そしてますます義を行い、完全な義の方であるイエス様に似た者となっていくのです。
奴隷の意味、目的さえ完全に変えてしまったのが、イエス様の十字架の愛の業です。

シャローム