「そうすれば、彼らの群れや財産、それにすべての彼らの家畜も、私たちのものになるではないか。さあ、彼らに同意しよう。そうすれば、彼らは私たちとともに住むことになる。」 創世記34章23節
ヤコブの娘ディナが、その土地の男に襲われたことで、ヤコブの息子たちは怒り、彼らへの復讐を計画します。
最悪の計画です。
神、主を信じる証しである割礼を受けることを条件にして、ディナとの結婚を許し、ヤコブ一族と現地のハモルたちと町の人々が一緒になることを提案するのです。
息子たちは、割礼の痛みがある時に、町を遅い復讐をする計画です。
神様を利用する最低最悪の計画、思いです。
一方、ハモルたちもまた罪深い思いで、息子たちの提案を受けようとしています。
悪しき行いから始まったことを悔い改めることもなく、互いの一族、町の人々との結婚という行動で、豊かになろうというのです。
ハモルと町の人々は、移り住んでいるヤコブ一族が豊かなのを羨ましく思っていたのです。
それなので、息子たちの悪意を知ることもなく、ヤコブの持つ財産が自分たちのものとなり、簡単に豊かになると喜んだのです。
ハモルたちは、ヤコブと一緒にすることなどきっとどうでもよいのです。
ただ目の前の財産がすべてであり、豊かになることを求めたのです。
その結果は滅びです。
神様を利用したヤコブの息子たちは最悪です。
妹のディナを愛していたのならば、神様に解決と慰めを求めるべきでした。
神様の名前を利用するのではなく、神様の名前を呼び、祈るべきでした。
しかし、一方で罪の行いをそのままにして、豊かさを求めた人たちは、自分で自分の身に滅びを招き入れたのです。
罪は罪を招き、滅びへと進みます。
私たちは、いつも神様の前に真摯に歩むことを求め、神様を求めることを一番にしたい。
シャローム