「イエスは彼女に言われた。「マリア。」彼女は振り向いて、ヘブル語で「ラボニ」、すなわち「先生」とイエスに言った。」 ヨハネの福音書 20章16節
十字架でイエス様が処刑されて三日目の朝、お墓に駆け付けたマリアは、イエス様の亡骸がないことに驚き、誰かが取って行ったと思うと同時に、誰が取って行ったのか分からないと混乱して嘆きます。
マリアたちの報告を聞いて、続いてお墓に来たペテロとヨハネも、イエス様の亡骸がないことを見るのですが、理解できません。
マリアもペテロとヨハネも、イエス様が約束をしてくださった通りに、この朝、死から甦られたことを理解できないのです。
いいえ。まだ、信じられないのです。
イエス様の十字架の死からのよみがえりを、すぐには信じられないのが私たちなのです。
そんなマリアを、そして私たちのことを、主イエスは名前を呼んでくださる。
名を呼んで、私たちが主イエスのよみがえりと福音を信じることができるようにと、導いてくださるのです。
私も貴方も、イエス様に名前を呼ばれて今、ここにいます。聖書を読んでいます。
理解ではなく、信じる者になったことを喜ぶ朝です。
シャローム