「しかし主よ。あなたは私をあわれみ立ち上がらせてください。そうすれば彼らに報いを返せます。」 詩篇41篇10節

詩人は主のあわれみを求める誠実な人です。
彼は苦しめられている時に、主に助けを求めて祈ります。
しかし、主の助けは彼が当然のように受け取るものではないと、知っています。
主のあわれみが注がれて助けを得るのです。

ここ10節でも、詩人は主のあわれみを求めています。
前の節の9節を読むと、詩人を苦しめているのは、詩人が信頼していた人であり、親しい友であった人であり、詩人が養い援助してきた人なのです。
一番近くにいて、親しく交流し助けてきた人たちの裏切りという、本当に苦しい思いをしている詩人です。
10節の後半で「彼らに報いを返せます」と、声を上げていますが、これは復讐するということではありません。
主の御手に委ねて、主が苦しめる人をさばいてくださることを確信していることばです。
何よりも、信頼していた親しい友人たちの裏切り、攻撃を前にして、詩人はなおも、主のあわれみだけを求めるのです。
主が、詩人をあわれんでくださるとき、詩人は力を受けていけるのです。
苦しめられても、再び立ち上がり、主を賛美することができるのです。

私たちは、自分の正当性を訴えるよりも、主のあわれみを求める祈りができる者でいましょう。
主は、愛のある謙遜な信仰者を喜ばれます。

シャローム