「あれほどの富が、一瞬にして荒廃に帰してしまった。」~」 ヨハネの黙示録 18章17節

主に背き、主の預言者たちを苦しめて来た大バビロンが滅びる時を示します。
繁栄した町が、徐々に繁栄を失い滅亡をするのとは訳が違います。
一瞬にして荒廃に帰してしまったのです。

自分の力を誇り、富と豊かさを誇った大バビロンでしたが、滅ぶときは一瞬なのです。
様々な罪を重ねて、主に敵対し続けた存在をバビロンという名で象徴的に表します。しかも大バビロンですから、歴史上に存在した罪深いバビロンの町よりもさらに罪が深く大きいことを、その名前が表しています。

大バビロンは、主のしもべたちを苦しめることができる力があると自負しています。
そして実際に多くの行いによって主のしもべたちを苦しめます。
そして、自分の力を誇ります。誰にも負けることがないと誇ります。
そして、自分たちの繁栄と力は永遠に続くと思っていました。

しかし、全能の力の方であり、時をも造り支配されている主の前には、大バビロンが永遠と考えた繁栄など、一瞬の時でしか過ぎません。
主が滅ぼすと定められた時には、そのさばきは一瞬のうちに行われます。
そしてその後には、もう、大バビロンは跡形もなくなるのです。
大バビロンが自分を誇るのも、それが一瞬の内に滅ぶのも、それは全て主のご計画の中で行われたさばきなのです。
私たちは、時を超え、歴史を越えて私たちの地上の生活へと飛び込んでくださって、私を愛してくださる主を見上げて、信頼して歩みます。
大バビロンが誇る力になど、惑わされません。
主イエスだけを愛して、信じます。

シャローム