「ところが、彼らはその父祖の神の信頼を裏切り、神が彼らの前から根絶やしにされたその地の民の神々を慕って淫行をした。」 歴代誌 第一 5章25節

20節では「戦いの時に、神に叫び、より頼んだ」ということばがあります。
そして、主はその叫び、祈りに答えてくださったのです。
ところが同じ時代に、同じ部族につながる人たちが、父祖の神の信頼を裏切って、その地の民が崇める神々を慕って行くのです。
聖書はそのことを、淫行をしていると、表現します。
真の神を捨て去り、偽の神々と姦淫の罪をしたのだと断じるのです。

父祖の神とは、単なる名前や表現ではありません。
父祖、アブラハムから始まりこのカナンの地に住んだ12部族にこれまでずっと恵みと祝風を与え、守り導いてくださった神のことを言います。
一方的に恵を与えてくださった神様を裏切り、捨て去って、自分の思うままに淫行を行うという罪は大きく深い。

叫び求め、より頼む時にいつも大きな祝福を与えて、助けてくださる神、主をどうして捨て去るのでしょう。
あまりにも自分勝手な姿、生き方がここにあります。
しかし、私たちの内側にある罪はこういうことをするのです。
私は絶対にそんなことはしませんと、言い切れると良いのですが。
このイスラエルの人々、その歴史を見ると、私たちの弱さと自分勝手な罪が大きいことを思い知らされます。

他の神々を慕う心を捨て去り、追い出して、いつも主により頼んで祈る者として毎日を過ごしたいものです。
私の心の中にはいつも主イエスを慕い、より頼む心で満たしていたい。

シャローム