「その人は答えた。「主よ、私が信じることができるように教えてください。その人はどなたですか。」 ヨハネの福音書 9章36節

この人は、生まれついて盲目でしたがイエス様が癒して見えるようにしてくださったのです。
ところが、イエス様が彼を癒したのが安息日であるからと、パリサイ人をはじめとしたユダヤ人はイエス様を非難します。
そしてイエス様に不利な証言をさせようとして、この人を利用しようとします。
しかし彼は癒されたことを喜び、ユダヤ人のいう通りにはなりませんでした。
そして会堂から彼を追い出します。それは彼を罪人としてユダヤ人の中から追い出したということです。

その彼が、イエス様にもう一度お会いした時に、イエス様は、彼にイエス様を救い主と信じるかどうかを問います。
問われた彼は、この言葉を口にしたのです。
「信じることができるように教えてください」
この求め、願いは正しいのです。

信じる心も確信も主の導きと助けがなければできないのです。
パリサイ人たちは、自分が正しく、自分こそが神を信じている者だと自負するばかりです。
神の助け、導きを求めることがありません。
ですから、イエス様のことばを聞いても信じないのです。

私たちは、神を信じるその心とたましいにも主の助けと導きが必要なのだと覚えたい。
主は、惜しみなく与え、導いてくださいます。
私が、主よ。私が信じることができるように、私が主のことばに従えるように、助けてくださいと、祈り求めれば良いのです。

助けを必要とすることを知る者は、幸いなのです。

シャローム