「主を恐れる人々よ主を賛美せよ。ヤコブのすべての裔よ主をあがめよ。イスラエルのすべての裔よ主の前におののけ。」 詩篇22篇23節
主イエスが、十字架につけられた時に、天の父なる神様に叫び祈ったことばが、この22篇です。
乾ききり力を失い、舌も張りついてしまい苦しい中で、詩人は神様に祈ります。
まるで神様に見捨てられてしまったように思える状況のただ中にあっても、詩人は神様の助けを信頼して祈るのです。
具体的な助けが届く前から賛美と感謝の声を上げるのです。
そして、祈りを続ける中で、詩人は個人の救い、助けだけでなく、信仰者すべての者が、神様の助けを信じて、先に主をあがめ、主の賛美の声を上げることを勧めるのです。
主を恐れること。
主に信頼すること。
主への賛美の声を上げること。
主に感謝すること。
苦しみの中でも、主に信頼して祈り、待つことを教えてくれる詩人です。
どうして見捨ててしまったのですかと、神様に祈っていますけれど、それは他の人の目にはそのように見える状況の中でも、詩人、信仰者は神様に信頼しているからこその祈りです。
主を信じる人は、主に、見捨てられることはありません。
しかし、主に背き、主を信じない人は、実は主に見捨てられてしまうことに気がつかないのです。自ら主から遠く離れて行き、滅びへと足を進めてしまうのです。
私たちは、主を恐れ、主に賛美と感謝を忘れない朝を迎えたいものです。
シャローム