「王は主に信頼しているのでいと高き方の恵みにあって揺るぎません。」 詩篇21篇7節
日々の歩みの中では、困難を経験することがあります。
思いがけない出来事に遭い、驚き、困惑してしまうこともあります。
平常ではいられなくなることもあります。
どのように対処しようかと迷うこともあるのです。
常に準備をし、心を引き締めて気を配っていたとしても、すべての困難や災いを避けることは不可能です。
困難に遭ったら、解決をして、その問題から抜け出して行くにはどうしたら良いのでしょう。
私たちの備えと解決のための手段には限界があります。
では、いつも変わらぬ平安を得るためにはどうしたら良いのでしょう。
詩人は「揺るぎません」と声をあげています。
揺るがないとは、困難を経験しないということではありません。
困難の中にあっても、揺り動かされないのです。
それは、詩人が主に信頼しているからです。
自分の力や経験、具体的な備えにまさる助けがあります。
それは高き方と呼ぶ、主に信頼することです。
私たち人には、及びもつかない力を持つ方、被造物である私たちと、この世界とは別の存在である、創造主に委ねることです。
主に信頼する人は、揺るぐことがないのです。
解決を求めるのではなく、主に信頼することを求めるのです。
日々、主に信頼して生活することを求めて、歩むならば、困難の日にも、揺るぐことはないのです。
心が揺り動かされていまし戸惑い嘆くことがなくなります。
すべて主に信頼すること、それが大切です。
シャローム