「私の舌は告げ知らせます。あなたの義を。日夜あなたの誉れを。」 詩篇 35篇28節
詩人はこの時、ずっと苦しめられていました。
そして、詩人を苦しめる者たちは、勝ち誇って自慢して、さらに詩人を苦しめるのです。
そんな苦しみの中で、詩人は主の助けを求めます。
主が、詩人の近くにいて、詩人を見守ってくださって、苦しみから助け出してくださいと、祈り求めます。
また、詩人を苦しめ、主を嘲る者たちが、自分たちの罪によって辱めを受けるようにと祈ります。
主に近くにいてくださいと祈り求めますけれど、詩人は主に見捨てられたとは思っていません。
近くにしてくださる主に、それでも詩人は切実に祈る人なのです。
そして、詩人は助けを求めるだけではなく、主を賛美することを忘れないのです。
詩人の舌は、自分の助けを求める言葉ばかりを発するのではないのです。
主が正しく裁かれる方であり、信仰者を必ず助けてくださる方であることを歌います。
そして、苦しめられている最中であっても、詩人は主が素晴らしい方であることを歌います。
朝に夕に、詩人は主の素晴らしさを、ただただ賛美することを忘れないのです。
主を賛美する人は、主の助けを疑いません。
主の助けを確信している人は、主を賛美することを忘れません。
主は、私たちの賛美の中におられるのです。そこから私の助けはやって来ます。
私はただ、心からの賛美をします。朝に夕に賛美します。
シャローム
