「わたしがあなたがたと結んだ契約を忘れてはならない。ほかの神々を恐れてはならない。」 列王記 第二 17章38節
イスラエルの子らは主を礼拝しながら、自分たちが苦しめられたエジプトの地で崇められる神々にも同時に仕えていました。
そのようなことは許されるはずがありません。
真の神、主は唯お一人だけです。
他の神々とは、人が自分たちで作り出した偶像の神々です。
それを本当に心から信じて、主にのみ従うのかどうかが問われます。
主は、エジプトでの奴隷の状態からイスラエルの子らを救い出し、カナンの地を主からの割り当て地として与えて、そこで幸いに生きるように導かれたのです。
ですから、イスラエルの子らは、主お契約を守り、主だけを恐れて礼拝をして、主のことばに従うのが正しい姿なのです。
ところが、北と南に分かれてしまった「分裂王国」の時代の王たちとその民は、主を礼拝すると口にしながら、偶像の神々をも同時に慕い、それに仕えていたのです。
偶像の神々を崇めると、豊かになったり強くなったように思えるのですがそれは違います。
それは幻のようなもの、ひと時の繁栄のような楽しみであって、それはすぐになくなるのです。
そしてその後は、虚しさと足りない心が増すのです。
その結果、彼らからは平安と祝福が失われるのです。
主は、見捨てないで、繰り返し「主に立ち返れ」と語りかけるのですが、イスラエルの子らは、その主の声に答えません。
主を恐る心を失っているからです。残念な時代、人々です。
私たちは今、守るべき契約は何か、恐るべき方はどなたなのか、それをはっきりと知って、自分の口で告白し、賛美の声を上げて、主にのみ仕えたい。
シャローム