「そしてイエスは杯を取り、感謝の祈りをささげてから言われた。「これを取り、互いの間で分けて飲みなさい。」 ルカの福音書 22章17節
イエス様が聖餐式に繋がる杯のぶどう酒を弟子たちに与えて飲むように教え勧めた場面です。
私たちは、一人ひとりが主であるイエス様と出会って、私の救い主と信じて告白をします。
誰かがではなく、私がイエス様に1対1で出会うことで、救いにあずかるのです。
しかし、だからといって私たちは一人だけで信仰、信仰生活が完成するのではありません。
ともに主イエスを信じる者同士の交わりの中で、信仰が成長し、守られ、祝福されるのです。
ここで「互いの間で」と言われていることに心が留まりました。
互いに分けあい、互いに祈りあい、互いに仕えあうことで、私の信仰に喜びが増します。
喜びがあるところ、あるときに、私の救いが確かであることを味わい、確信を深めます。
私には信仰の友、教会の神の家族が与えられていることが、イエス様からの贈り物であり、私を助ける導きです。
また、私たちが聖餐のぶどう酒を受け取り、分かちあう時、そこに主イエスの感謝の祈りがあったことを思い起こすことができます。
そして喜びが増します。
何よりも分けて飲むという、具体的で実際の行動が、この喜びを私の生活の中で確かに存在しているものだと知ることにもなります。
分けて飲む、互いの間の関係を持っている、教会の神の家族がいてくれることを喜ぶ日曜日です。
礼拝をささげて、喜びを互いの間で味わいたい。
シャローム