「人の子が現れる日にも、同じことが起こります。」 ルカの福音書 17章30節
ここで示されている「同じこと」とは、26〜29節に書かれているノアとロトの出来事のことです。
洪水によってノアの家族以外がすべて主のさばきを受けて滅ぼされた出来事。
そして、ロトと二人の娘以外がすべてさばかれて天からの火で焼かれて滅んだ出来事を指しています。
ロトの妻は救い出されたはずなのに、振り返り罪の富を惜しむことでソドムの町とともに滅びました。
これは歴史の真実であり、偶然の出来事ではなく、主のことばが実現したのです。
同じことが起こるとは、人の子であるイエス様が現れる日に、このことと同じことが起きるという宣言です。
主によって救われる者とさばかれて滅びる者に明確に分けられるのです。
その日が来るのです、起きるのです。
さらに「人の子が現れる」というのは、十字架の死と復活の後で、天に昇られたイエス様が、もう一度、この地上に来られる日のことを指しています。
その日も必ず起きるということです。ノアとロトの日が起きたのと同じようになります。
それは史実であっても、もう終わってしまって、私とは関係ないと考えてはいけない。
あの出来事は、今も主のことばとともに生きていることなのです。
ノアとロトという史実を受け入れて、主のことばを信じるのか。
もう一度、イエス様が来ることを信じるのか。
滅びを恐れるのではありません。主の祝福と赦し、恵があることを期待して待つのです。
主のことばを信じるのです。
同じことが起きます。しかしそれはあなたにとって初めてで最後となる経験の日です。
シャローム