「忘れないでください。あなたに敵対する者の声をあなたに向かい立つ者どもが絶えずあげる叫びを。」 詩篇 74篇23節

74篇の前半は、神に敵対する者たちの暴虐を訴えます。
その暴虐の中で苦しめられている詩人の苦しみを訴えています。
そして、神については、その御力の素晴らしをほめたたえます。
助けてください、救ってくださいという直接の叫びは見られません。
しかし、最初に、詩人は自分たちは、主が主のあわれみと愛によって買い取られた身で在ることを訴えています。

そして、後半になると、いくつかのことばが強調されて使われています。
「心に留めてください」「目を留めてください」「心に留めてください」「忘れないでください」
神に敵対する者が、神を侮ることばを繰り返して叫び続けていることを訴えるのです。
彼らは止めません。彼らは悔い改めることをしません。
そのことを心に留めて、主が彼らをさばかれることを望むのです。
そして詩人たちは神が恵みの契約によって救われ、守られていることを、もう一度目を向けてくださいと、訴えるのです。
もちろん、全能で、愛の神がご自分が結ばれた契約を忘れるはずがありません。
ただ、詩人が頼りとするのは、自分たちの正しさや良い行いなのではなく、主が与えてくださった契約であり、主が、悪しき者をさばかれるということです。
それはイザヤ書3章13節でも記されている通りです。
詩人は、いつも変わることなく主にだけ頼るのです。

シャローム